アパートやマンションの片付け作業にかかる日数について、こちらのコラムでは、お客様自身が自治体のゴミ処理システムを最大限に活用した場合を想定しています。遺品整理を実際に体験された方の事例やお客様からのフィードバック、そして当社の経験を基に算出しました。遺品整理、生前整理、空き家整理など、これからアパートやマンションで家財整理に取り組む方々の目安や目標設定にお役立ていただければ幸いです。
自分たちで片付ける方法と作業日数
片付ける方法には、大きく分けて2つの選択肢があります。それぞれの方法について、具体的に解説します。
役所のゴミ収集を利用する方法
役所の定期的なゴミ収集や、戸別収集を利用する方法です。
- 定期収集: 住んでいる地域によって、燃えるゴミ、プラスチック、資源ゴミ(缶・瓶など)、粗大ゴミといった分類で定期的に収集されます。自治体のルールに従って、指定の曜日や時間に決められた場所に出す必要があります。
- 戸別収集:自治体によって、特定のゴミ(特に粗大ゴミや大型家具など)を有料で戸別収集してもらえるサービスがあります。事前に予約が必要で、収集日を決めて自宅まで来てもらえる形式大きなゴミや処分が難しいものに適しています。
役所のゴミ収集を利用して部屋の家財をすべて解放する場合、物件の広さやゴミの種類によって処分にかかる期間が異なります。以下は、具体的な期間やポイントを整理したものです。
役所のゴミ収集で片付ける時の作業日数
ワンルーム~1LDKのアパート
- 期間: 1~2か月
- この規模の物件では、家財の量が比較的少ないため、当面で処理が可能です。 ただし、ゴミの種類に応じた収集日の確保計画があるため、効率的に処理するための準備が必要です。
2DK~2LDKのアパート
- 期間: 1~3か月
- 2DKの物件では、家財の量がワンルームに比べて多くなるため、収集日ごとに分けて捨てる必要があります。 特に、粗大ゴミやリサイクル対象のゴミ(ペットボトル、缶、瓶など)の収集日が限定されているため、計画を立てながら捨てることが重要です。
3DK~3LDKのアパート
- 期間: 3~6か月
- この規模の物件では、さらに多くの家財があるため、販売にかかる期間が長くなります。大型家具や電化製品、リサイクル対象物など、種類ごとに分けて販売する必要があり、通常の収集だけではかなりの時間がかかる可能性があります。
作業時間を短縮する方法
ゴミ処分に時間がかかる原因の一つは、収集日が少ないゴミ(例:乾電池、ペットボトル、粗大ゴミなど)です。これを比較的早く処理するかが、作業全体の効率化につながります。のような方法を検討すると、作業時間を短縮できます。
作業時間を短縮するために、ゴミの処理を効率よく進めることが重要です。 特に収集日が少ないゴミ(急速、ペットボトル、粗大ゴミなど)の処理に時間がかかるため、これらを早めに処理する方法を検討することで、作業全体の効率化が図られます。以下の方法を使って作業時間を短縮しましょう。
戸別収集の利用
粗大ゴミや家電の処分は通常の収集では時間がかかるため、自治体の戸別収集サービスを早めに手配することが有効です。これにより、収集日を待たずに早期にゴミを処理することが可能にになります。
- 手順: 事前に自治体へ連絡して予約を取り、収集日を決めます。粗大ゴミのシールを購入し、指定日にゴミを出します。
- ポイント: 大型家具、家電(冷蔵庫、洗濯機など)のように通常の収集で対応できない物を早く処分することで、後の作業をスムーズに進められます。
民間業者の利用
自治体のゴミ収集では対応が遅い場合、民間業者に依頼することで時間を短縮できます。 特に引っ越しや大量のゴミ処理を急ぐ場合は、民間業者の柔軟なスケジュール対応が便利です。
- メリット: 収集日を待たず、指定した日にすぐに処分できるので、作業全体を早められます。不要品回収業者や廃棄物処理会社に相談すればよいでしょう。
- 注意点: 費用がかかるため、見積りを事前に取ることをおすすめします。
ゴミを分類して早めに準備する
ゴミの分別を早めに行い、収集日が来たらすぐにできるように準備しておいてくださいで、作業の手間を減らし、効率よく処理がかかります。リサイクルゴミなど)は計画的に進めることが大切です。
- 方法: ゴミの種類ごとに分けて、温かいゴミ、リサイクル品、特殊ゴミ(勝手、電球など)の分類を前にもっておきましょう。次の収集日にすぐに出せる状態にしておくと作業がスムーズにになります。
- ポイント: 分別の手間を事前に準備しておくと、収集中に一気にゴミが出せるため、無駄な時間を節約できます。
トラックを手配して自分で処理施設に持ち込む方法
トラックで手配し、自治体のゴミ処理施設に直接ゴミを持ち込む方法です。
- トラックの手配: 自分でトラックを借りたり、運送業者に依頼したりして大量のゴミを運びます。ゴミが多い場合や、通常の収集では対応できない場合に有効です。
- 処理施設に持ち込む:自治体が運営する廃棄物処理施設にゴミを持ち込むことができます。持ち込みには事前の予約や手数料がかかる場合があります。ゴミの種類や量によって、料金や対応が異なるため、事前に確認が必要です。
トラックを手配して自分で処理に持ち込む場合の望ましい施設は、部屋の広さやものの量によって変わります。
トラックを利用して片付ける時の作業日数
ワンルーム~1LDKのアパート
- 期間:1日~5日
- ワンルームや1LDKは比較的小さいため、処理施設に持ち込む作業は1日で終わることもありますが、ものの量や分別作業によっては最大5日程度かかります
2DK~2LDKのアパート
- 期間:3日~15日
- 2DKや2LDKは物の量が増えるため、分別や解体作業に少し時間がかかります。 特に家具や電化製品が多い場合、3日以上かかることが一般的
3DK~3LDKのアパート
- 期間:7日~1か月
- 3DKや3LDKの広さになると、ものの量が多くなり、処理にかなりの時間が必要です。家具の運び出しや大きな荷物の処分、分別作業を含めると、7日から1か月程度かかります
これらの期間は、比較的目安であり、片付けのスピードや廃棄の種類によって変動します。また、処理施設の受付時間や処理にかかる時間も考慮する必要があります。
持ち込みで作業を効率的に進めるポイント
トラックを利用して効率的に片付けを進めるためのポイントについて、以下の提案を参考にしてみてください。
トラックの積み込みと運転に慣れている人を手配する
- ポイント: トラックの積み込みや運転に慣れた人がいると、作業の効率がよく上がります。 積み込みの際に無駄なスペースを減らすことができ、トラックの最大容量を引き出せます。していると、事故やトラブルのリスクを軽減でき、スムーズに処理施設まで復興が可能です。
- アドバイス: トラックのレンタル会社によっては、積み込みや運転を手伝うオプションサービスを提供している場合があります。確認してみるのも良いでしょう。
積み込み前に分別準備をしっかり行う
- ポイント: 積み込み前にごみの分別を徹底して行うことで、トラックへの積み込み作業が負担になります。 無計画に積み込みを始めると、後から分別が必要になる場合があり、作業の手間が増えます。
- アドバイス: 事前にリサイクル可能なもの、燃えるごみ、燃えないごみなど、種類別に分けて、運搬の順番も早めに計画を立てて準備しておくと良いです。また、大きな家具や電化製品なども分別し、どれ順番で積み込んで考えていきますので、時間と労力を大幅に節約できます。
分別準備作業とゴミ処理施設への搬出作業を分けて行う
- ポイント: 分別作業と搬出作業を一度行おうとすると、混乱や非効率が生じる可能性があります。分別と準備をまず完了させ、その後、トラックに積み込み、処理施設に運搬するという手順で進み、スムーズに作業ができます。
- アドバイス:しっかり部屋ごとに片付けを進め、段ボールや袋に分別したゴミをまとめます。その後、積み込みを開始し、処理施設への運搬を行うことで、作業がわかりやすくなり、ミスや無駄を減らすことができます。
効率を高めるためには、トラックの運転や積み込みに慣れている人の協力を得ること、分別作業を先に進めること、作業を段階的に計画することが重要です。で、片付けのプロセスがスムーズに進み、時間や労力の節約につながります。
参考:アパートの片付けを業者に頼んだら
こちらの料金データは、当社の料金表から抜粋したものになります。トラックの台数が乗ってお野ますが、これは、トラックにアオリ板を使った仕様になります。慣れない方では、2tトラックを使っても専門業者より積めないのでここに掲載のトラックの台数より多くかかるので比較にあたり注意してください。
単身者の1K程度の料金
=1K荷物すっきりタイプ=
1階なら50,000円 3階以上エレベーター無しなら80,000円
(参考)スタッフ1名。2t1台で対応のケースです。
=荷物多く、散らかり部屋タイプ=
1階なら75,000円 3階以上エレベーター無しなら120,000円
(参考)スタッフ1名から2名。2t一台で対応のケースです。
2DK程度の料金
=荷物すっきりタイプ=
1階なら150,000円 3階以上エレベーター無しなら180,000円
(参考)スタッフは2名。トラックは2台で対応になります。
=荷物多く、散らかり部屋タイプ=
1階なら200,000円 3階以上エレベーター無しなら280,000円
(参考)スタッフは、2から4名 ドラックは3台対応になります。
3DK程度の料金
=荷物すっきりタイプ=
1階なら180,000円 3階以上エレベーター無しなら220,000円
(参考)スタッフは3名~4名。トラックは3台で対応になります。
=荷物多く、散らかり部屋タイプ=
1階なら250,000円 3階以上エレベーター無しなら320,000円
(参考)スタッフは、4から6名 ドラックは4台対応になります。