空き家の事例とご相談内容|遠方・売却前・放置空き家まで専任担当者が対応
空き家に関するご相談は、「売却前に家財を片付けたい」「しばらく放置してしまい中が見られない」「相続で引き継いだが遠方で行けない」など、ご家庭によってさまざまです。
状況が複雑なケースほど、どこから手を付けるべきか分からず、不安を抱えたまま時間だけが過ぎてしまうことも少なくありません。
当社では、これまで多くの空き家について、残置物撤去・家財整理・写真報告・鍵管理・退去や売却に向けた整備 を行ってきました。
こちらのカテゴリーでは、その中から代表的な事例や実際のご相談内容をまとめ、どのように進めれば良いかをやさしくご案内します。
空き家に関する相談は多岐にわたります
空き家は、それぞれの事情によって抱える問題が異なります。
「相続で引き継いだが中を開けていない」「長期間放置してしまい状態が不安」「売却前に片付けが必要」など、状況によって必要な作業や進め方も変わります。
まずはご家族の負担を減らし、必要な部分から無理なく着手できるようサポートしています。
これまでに寄せられた代表的なご相談内容
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遠方在住のため、一度も現地に行かずに片付けたい
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売却活動の前に、残置物をすべて撤去したい
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相続で家財がそのまま残っており、重要書類の捜索をお願いしたい
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数年放置してしまい、室内の状態がどうなっているか確認したい
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解体を控えているため、中を空にして引き渡したい
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庭木が伸びてしまい、外回りごと整えてほしい
どのような内容でも、専任担当者が状況を丁寧に伺い、最適な進め方をご案内します。
実際の空き家事例の進め方
当社では、家財の仕分け・撤去・簡易清掃に加え、鍵預かりや写真報告を組み合わせながら、遠方のご家族でも安心して任せられる体制を整えています。
事例では、片付け前の状態や作業工程、完了後の室内写真なども分かりやすくまとめ、同じようにお困りの方が参考にできるよう整理しています。
売却・解体・管理など次のステップも見据えて対応
空き家のゴールは片付けだけではありません。
売却・解体・一時管理など、次に進めたい方向がご家庭ごとに異なります。
作業後は室内外の状態を写真でお届けし、今後どのように進めれば良いかの判断材料としてもご活用いただけます。
まずは簡単な相談からでも大丈夫です
空き家は「すぐ片付けなくては」と思っていても、なかなか着手できないケースが多いものです。
現在の状態が分からなくても問題ありません。
専任担当者が状況をお伺いし、ご負担の少ない形で進められるよう丁寧にご案内いたします。
空き家の相談事例①
遠方在住のため、一度も立ち会わずに売却準備を進めたい
ご相談者は関西にお住まいの50代男性。
相続したご実家が数年間そのままで、売却に向けて残置物を撤去したいが、仕事の都合で関東へ来られないとのご相談でした。
部屋の状態も把握できていなかったため、まずは鍵を郵送でお預かりし、専任担当者が現地を確認。
室内外の写真を数十枚お送りしながら、必要な物の有無を確認し、撤去範囲を確定しました。
作業はスタッフ4名で1日対応。
家財の撤去後は、売却活動に支障が出ないように簡易清掃を行い、不動産会社さまへの引き継ぎ事項もまとめて報告。
ご相談者は「立ち会わなくてもここまで進むとは思わなかった」と安心された様子でした。
空き家の相談事例②
長年放置してしまい、室内の状態が不安で確認から依頼したケース
ご相談者は、県外にお住まいの40代女性。
「母が施設に入ってから空き家のまま数年が経ち、中がどうなっているか見られない」というお問い合わせでした。
まずは現地確認の前に、敷地内の安全チェックを実施。
その後、室内の状況を丁寧に写真で可視化し、カビ・湿気・家財の傷み具合を説明。
片付けの必要量や、作業工程、費用の目安もあわせてご案内しました。
片付けは2日間に分けて実施。
長年放置されていた冷蔵庫内部や押入れの湿気が強かったため、撤去後に換気と簡易清掃も行いました。
ご相談者は「まず状況を知れただけで気持ちが落ち着いた」と話しておられました。
空き家の相談事例③
相続人が複数で意見がまとまらず、専任担当者が調整して進めたケース
都内に住むご兄弟3名からのご相談。
相続したご実家に家財が多く残っており、「片付ける/残す」の基準が揃わず話し合いが進まないとのことでした。
専任担当者が、
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重要書類
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貴重品
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思い出の品
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処分して問題ない生活品
の4つに分類した写真データを作成し、全員で確認できる共有リンクを用意。
オンライン上で「残す/処分する」の意見を整理し、全員の合意が取れたうえで作業に着手。
当日はスタッフ5名で2日間かけて対応しました。
片付け後は、売却に進めるよう不動産会社さまへ引き継ぎし、物件の状態をまとめた報告書を送付。
「話し合いが前に進んだのは第三者が整理してくれたから」とご家族が安心しておられました。
空き家の相談事例④
解体前の残置物撤去を急ぎたいとのご相談
ご相談者は工務店の担当者さま。
施主さまの都合で解体日が迫っており、短期間で残置物をすべて撤去したいという依頼でした。
即日見積りのうえ、翌日にスタッフ6名を手配。
大型家具・布団・家電に加え、屋外物置の中身も一括撤去。
作業後は解体業者が入れるよう、通路の確保・外回りの片付けも行いました。
スケジュールの都合が厳しい現場でも、専任担当者が調整し、予定に間に合う形で引き渡しが完了しました。
空き家の相談事例⑤
空き家管理中に「庭木の越境をなんとかしたい」
管理だけを依頼している空き家で、「庭木が隣地にはみ出している」と近隣から連絡があり、片付けと合わせて庭木の剪定もしてほしいというご相談でした。
家財撤去と同日に庭回りも整え、
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雑草の刈り取り
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枝の剪定
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伸びた植木の処理
をまとめて対応。
外回りは近隣トラブルにつながりやすいため、状況写真を撮影してご家族へ報告し、必要があれば定期管理も提案しました。